1/4の奇跡という本を読みました。
1/4って?と思いながらページをめくっていくと、なんだかハッとさせられることが。
アフリカのある村でマラリアという伝染病がまん延しても必ず生き残る人たちがいる。
そのメカニズムをその生存者の子孫まで徹底的に調べると・・・
ある一定の割合でマラリアに強い突然変異遺伝子を持つ人がいる。
その遺伝子を持つ人が生まれるとき
高い確率でその兄弟に重い障害を持つ人が現れる。
その確立が4分の1。
これが何を意味するかというと、人間がマラリアとの生存競争に勝つために
マラリアに強い遺伝子と共に病気や障害を持つ遺伝子も必要だった、ということ。
病気や障害を引き受ける人がいなければその村は絶滅していた。
なんだか衝撃的でした。
だけどものすごく納得。
この世の中に存在するものは全て必要とされているからいまここにある。
健康な人も病気がある人も障害がある人も。
遺伝子レベルで考えると全てが奇跡。
自分も含め今自分の周りにいる人たちの存在も。
人間の力では到底及ばない生命の不思議さ。
全てのことに意味があるとよく言いますが、本当にその通りだなあと思います。
感動です
この本は山本加津子さんという養護学校の教諭をされている方が書いています。
ぜひご一読を